2008 2月 04日
乳幼児期の尿路感染床症
尿路感染症とは
- 尿の通り道(尿路)のうち、腎盂に感染がおこった場合を腎盂腎炎、膀胱に感染がおこった場合を膀胱炎といいます。このふたつをまとめて尿路感染症といいま す。乳幼児期の尿路感染症は症状がはっきりしないことが多く、診断がむずかしいものです。 とくに腎盂腎炎は繰返すと腎臓に障害を残すことがあり、再発を予防することが大切です。
検査
- 尿、血液の検査に加えて、入院中に腹部エコー、退院前に排尿時膀胱尿管造影をします。尿路感染症を今後繰返す可能性がないかの検査です(裏面参考)。
治療
- 抗生剤の点滴静注をします。熱が下がって尿がきれいになれば点滴をやめて内服抗生剤に変更します。
退院後に気をつけて欲しいこと
(1)水分を多めに | : | 身体のなかの細菌を洗い流す様な気持ちで水分を多めに。 |
(2)おしっこ | : | おしっこを我慢しないこと。 |
(3)便秘 | : | 便秘が続いていると尿路感染症になりやすいので、毎日 うんちする習慣を。 |
(4)抗生剤内服 | : | 予防内服が必要な場合は飲みわすれのない様に。 |
(5)定期的検診 | : | たいていは1ヵ月に1回 |